歩きたいけれど、痛い。
足が...膝が...腰が...痛い。
と、悩んでいる人はとても多いですよね。
今日は関節の痛みについて。
酷くなる前に、痛みをやわらげるにはどうすれば良いのか?
その原因と療法についてお話しします!
◆関節軟骨
私たちが体を自由自在に曲げ伸ばしできるのは、関節軟骨のおかげ。
骨と骨が直接当たらないように、クッションのような役割を果たしてくれています。
この軟骨の表面が非常~に滑らかなため、スムーズに動かすことができるのです。
◆摩擦係数
滑らかさを計る指標に「摩擦係数」というものがあります。摩擦係数は低ければ低いほど「滑らか」と言えるのですが、例えば氷と氷は0.03μ、鉄と氷(アイススケート)は0.02μ、氷点下のスキー板と雪は0.08μという数値です。
◆人間の驚異的ツルッツル!
では人間の関節軟骨の摩擦係数はどのくらいでしょう?
人間の場合、何と「0.006μ!前後」と言われています。
氷のツルッなんて、足元にも及ばず。桁違い。
これは摩擦係数としては驚異的な値だそうです。
そんな驚異的な滑らかさを、私たちは大よそ360か所持っているのです。
尚且つ、そんなツルッツルなジョイントを保持しながら、重く長い体を支えている・・・ってすごいですね。人体って神秘的ですね☆
◆関節の痛み
ところが、年齢や長年の生活習慣が影響すると、関節軟骨は弾力性を失い、擦り減ったり変形したりして、関節周囲の神経が痛みはじめるのです。
◆保存療法
治療法には外科療法と保存療法があります。
外科療法とは手術等、人体にメスを入れる療法のこと。
保存療法はその逆です。
最近の整形分野の保存療法としては、ヒアルロン酸注射、運動療法リハビリ、インソールの3本柱があります。
特にウォーキングなどの運動療法は有効です。
正しく歩くだけで、随分と痛みは良くなると言われています。そこに、機能を向上させるインソールを使えば更に良い運動ができます。
関節を保護する筋肉の機能を改善し、高めることで、痛みが軽減されるのです。
不思議なことに、たとえ関節の変形が進んでいても、痛みは軽減するという臨床知見もあるそうです。
関節が痛い→歩かない。となりがちですが、やはり、正しく歩いて、筋肉を効率よくつけることが、1番の療法になるのです。
◆ウォーキングセラピー
正しいウォーキング、はじめませんか?
Tomoyeがサポートしますヾ(*´∀`*)ノ
私が行うウォーキングセラピーでは、歩く姿を動画撮影し、分析します。
スロー&ストップモーションで自分の歩く姿を見れば、歩行中に関節を痛める原因や歩行癖、習慣がよく理解できます。
日々の数千歩が、何千回と特定箇所に負担をかけているという衝撃の事実。
まずは知ることから♪
酷くなる前に、できれば痛みのない健康な時から予防することが、健康を保つコツです!
まずは初回フットカウンセリングへ
◆ 今年の夏は自然にかえりましょう♪
子供達は夏休み真っ只中ですが、
皆さんは子どもの頃、どんな夏休みを過ごされましたか?
海で泳いだり、虫取りしたり、川で遊んだり・・・そんな風に自然の中で戯れた思い出がある人は、多いのではないでしょうか?
さて、今年の夏、子供の頃のように自然にかえりませんか?!
というのも、私たち人間の体は自然の中で進化してきましたから、自然の中でこそ、本来の姿勢が保たれるようにできています。ですから、自然に触れない暮らしを続けていると、不自然な姿勢になって、本来体に宿る自然の力が発揮し辛くなるのはしごく当然のことなのです。
◆ 姿勢が大切なワケ
ウォーキングで一番大切なことは、姿勢です。
姿勢が悪ければ、決して、良い歩き方はできません。
人間は進化の過程で、四つん這いから上半身を起こして二足歩行を覚えました。二足歩行のための頭の位置、脊柱のカーブ、骨盤のポジション・・・正しい姿勢とは、各パーツが一番効率良く歩ける位置にある状態です。
正しい位置に入っていると、運動連鎖が自然に起こってきます。ですから、かかと着地することよりも、一生懸命に足指で蹴ることよりも先に、姿勢が大事なのです。
◆ ストレートネック
「視線」は、姿勢を作る上でとっても大切なポイントです。20~30m遠くのやや上を見る位が頭や首に負担を掛けません。
しかし、現代人の視線は、スマホやパソコンの普及で、下を向くことが多くなりました。そうやって視線を下や近くばかりに向けていると、胸骨が下がって、首の後ろから肩が丸くなって硬くなり、本来あるべき頸椎の自然なカーブが失われます。
それを、近頃激増中の新国民病「ストレートネック」と言います。日本人の8割が発症しているとか?!
◆ 遠くを見つめることから♪
そういうわけで!
体が自然本来のポジションになるように、自然の中に身を置き、遠くを見る習慣を身に付けましょう!! そもそも私たちは、やや遠くを見ながら歩くための骨格なのですから。
朝日を見たり、星を眺めたり、雲や夕陽、山や田畑・・・そんな景色に身を委ねましょう☆
そんなことが?!と言われるかもしれませんが、それがどれだけ体に良いことか!!
体に良いだけでなく、人生そのものを豊かにすると思います。
何故なら、昔の人や私たち自身が子供の頃に感動したことは、そもそも、そういう中にあったのですもの。
そんな世界では、情報は五感のすべてから入ってきます。歩くスピードは、物事を地に足ついて考えさせ、創造力を育みます。
近視眼的な情報のみならず、もっと俯瞰したような世界観、環境・・・そこに自分を置いた時、自然本来の体が整うのです。それは心と体が同時に研ぎ澄まされる一石二鳥の時間です。
そんなナチュラルなライフスタイルを通して、人の喜びを感じてみませんか?
それが自然療法フットケアの真骨頂です♪
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